今度の日曜日の22日、倉敷市芸文館でくらしきジュニア伝統芸能祭が開かれます。出演団体の中から、2団体を紹介するシリーズ。
きょうは、葦高小尺八に親しむ会を紹介します。
うだるような暑さの教室で、尺八の音色を響かせている子どもたち。ジュニア伝統芸能祭に向けて懸命の練習が行われています。葦高小尺八に親しむ会は7年前に、当時の学校長の働きかけで誕生したクラブです。現在、3年生以上の児童25人がいて、月に2回の練習をしています。毎回、尺八都山流のメンバーが子どもたちを指導しています。尺八はリコーダーと違って、長い息を続けて吹き込み流れるように奏でるのが特徴です。また音階も「ドレミ」ではなく、「ロツレチハ」の5つの音階をベースに息の強弱をつけて演奏します。今年のジュニア伝統芸能祭では「チューリップ」や「こいのぼり」といった童謡4曲を演奏することになっています。
ところで、子どもたちが手にしている尺八。手作りなんです。実はプラスチックの水道管を加工しているのです。作ったのは指導者の一人、坂本範山さんです。正しい音が鳴るように、永年、研究を重ねてきました。
葦高小に響く尺八の音色は次の学年へと毎年引き継がれていくのです。




