今年も残すところあと1日となり、神社でも新年を迎える準備が進んでいます。総社市八代(やしろ)の神(みわ)神社には来年の干支「寅」を描いた住民手作りの大きな絵馬が登場しました。
総社市神在(じんざい)地区の総氏神を祀る神神社です。三が日にはおよそ500人が参拝に訪れる神神社の本殿に参拝者を迎える巨大な絵馬が掲げられました。縦90センチ、横1メートル80センチのベニヤ板でできた絵馬には、水彩絵の具で描かれた来年の干支「寅」が2頭並んでいます。絵馬を奉納したのは氏子の片岡禎司さん、92歳です。参拝者が減少した神神社の活性化に繋げてもらおうと2015年の未(ひつじ)年から毎年、干支を描いた絵馬を奉納しています。今年制作した絵馬には、コロナを寄せ付けないようにと大きな口を開けた寅と鋭い目つきの勇ましい2頭を描きました。
実は片岡さん、巨大な絵馬の制作の他にも干支の動物の竹細工に取り組んでいて、近所の人や親交の深い人に毎年贈っています。
92歳になった今でも元気なのは神神社のおかげだそうです。
片岡さんの絵馬は1月15日まで本殿に掲げられ、その後は神社の回廊に飾られる予定です。
終わり♯




