岡山県の新型コロナウイルス対策本部会議が開かれ、オミクロン株を県内に拡げないため、年末年始の感染防止対策徹底を呼びかけました。
また、ワクチン接種や検査陰性の証明書を活用して行動制限を緩和する国の「ワクチン・検査パッケージ」に対応するため県内でも新型コロナの無料検査をきょうから始めることが報告されました。
3ヶ月ぶりに対面形式で行われた会議では、最近1週間の感染状況について報告があり、安定的に医療が対応できている状況であると判断しました。
しかし、きのう22日に大阪府内で国内初のオミクロン株による市中感染が確認されたことを受け、県は国内の感染拡大を懸念。
これまで大型連休や帰省など移動が活発な時期に感染が拡がったことを踏まえ、年末年始の感染防止に向けた県民へのメッセージを取りまとめました。
体調が悪い時は、帰省や初詣、会食などへの参加を控えること、会食の時はマスクを着用し、県の第三者認証事業で認証された店を利用すること、マスク、手洗い、密を避けるといった基本的な感染防止対策の徹底、そして、オミクロン株にも有効なワクチン接種の4つです。
そして、国が進めている「ワクチン・検査パッケージ」の取り組みを県内でも本格化させ、感染防止と経済循環の両立を図る方針が確認されました。
これは、ワクチン接種歴や検査による陰性証明があれば、緊急事態宣言やまん延防止の措置が出ていても、飲食やイベント、県外への移動などの制限が緩和される仕組みです。
これを受け、県はきょう23日から、12歳未満の子どもや健康上の理由などでワクチンを接種できない人が、無料でPCR検査や抗原検査を受けられるようにしました。
県の登録を受けた医療機関、薬局、検査機関が対象です。
23日時点では、県内25の施設で無料検査を受けられます。
無料で検査を受けられる施設は、岡山県コロナ無料検査事務局のホームページで公開されていて、随時更新されます。
TEL:086-201-7267
平日 午前10時~午後5時30分




