不正薬物などの密輸取り締まりや関税の徴収など、貿易の円滑化に向けた業務を担う税関。
その仕事内容をわかりやすく紹介する展示が、玉野市立中央公民館で開かれています。
この展示は、1872年に「税関」の名前になってから、来年で150周年を迎えることを記念して、神戸税関水島税関支署が企画しました。
岡山県内で現存する税関で最も古いのは、1930年の宇野港開港にあわせて設けられた宇野税関支署、現在の水島税関支署宇野出張所となります。
よく知られている税関の仕事が、密輸入の取り締まりです。
船や空港で不正薬物がないか検査して、2015年には水島港で6kgの覚せい剤密輸を摘発しています。
展示では、覚せい剤などの違法ドラッグや拳銃など、過去の密輸手口を大胆に紹介しています。
変わってこちら。
ブランドバッグやアニメキャラクターのぬいぐるみ、これらはすべてニセモノです。海外から入ってくる
知的財産を侵すような商品の数々を、水際で取り締まるのも税関の仕事です。
同じブランドバッグに見えますが、どちらかがニセモノ。
取っての縫い目を見ると、違いがわかるそうです。
このほか、空港などでよく見る金属探知機の体験コーナーも用意しています。
また、あす23日には、麻薬探知犬のデモンストレーションが行われます。
展示は23日午後4時までです。




