倉敷ゆかりの若手作家を紹介する倉敷新鋭作家選抜美術展が倉敷市立美術館で開かれています。
新型コロナの影響で1年ぶりの開催となった倉敷新鋭作家選抜美術展は今年で22回目を迎えます。
今回は絵画の山江真友美さんと陶芸の岡本達弥さんが選ばれました。
倉敷市真備町出身の山江さんが描く油彩画のテーマは肌のやわらかい質感やぬくもりです。
イチジクの果実や花などの植物、布のたるみなどを描きながら優しい色合いで人間の肌の様子を表現しておりどこか妖艶さも感じられます。
今回はサイズの大きい作品を中心におよそ20点が並びました。
また陶芸家の岡本さんは酒津焼兜山窯の3代目です。
大学卒業後本格的に陶芸を始め水の流れなど自然を表現したものを中心に多くの受賞作品を生み出しています。
今回は岡山県美術展など様々な展示会での受賞作品をはじめおよそ30点が展示されています。
兜山窯の特徴でもある藁灰でできた釉薬を使った乳白色でマットな質感の伝統的なものから銀などを使って現代の生活スタイルに合わせたものまでありその対比も楽しむことができます。
倉敷新鋭作家選抜美術展は今月12日まで倉敷市立美術館で開かれています。




