さまざまな職業に就く社会人から仕事への心構えなどを学ぶ講演会が、倉敷市の福田中学校で開かれました。
倉敷市内の中学2年生は毎年、地元企業での職業体験「チャレンジワーク」を通して仕事への理解を深めていますが、新型コロナの影響で、福田中学校では去年から学校に社会人を招く形に切り替えています。今回は地元倉敷を拠点に働く看護師や金融関係者など6人が講演しました。このうち、看板製作に携わる出原純一さんは、水島コンビナートで配管やタンクに文字を書く仕事も請け負っていることを説明。職場の安全意識が高いことを道具や書類を示しながら、働く上での心構えを説きました。
KCT「学区探訪あっぱれ」でおなじみ、ピアニストの朝田恵利さんは、鍵盤ハーモニカの音色を教室に響かせ、生徒たちの心をつかみました。
(「明るく吹いてもクラリネットってやつね」)
残念ながら、得意のダジャレは生徒に響きませんでしたが、「健康第一で次に仕事をもらえるような人間関係作りが大切」などと、フリーランスならではの心構えや仕事の楽しさを伝えました。
生徒たちは熱心にメモを取りながら、今後訪れる職業選択に向けて、先輩たちの話に耳を傾けていました。




