お経の文字で仏の絵を描く写経仏画とパッチワークの作品展が、倉敷市の児島市民交流センターで開かれています。
会場には、倉敷市児島唐琴の藤田祐子さんが指導する写経仏画とパッチワークの教室生の作品およそ200点が並びます。
2年に1回のペースで作品展を開いていて、今回で6回目を迎えました。
写経仏画は、数ミリの文字で般若心経や観音経を連ねて仏などを描くものです。
写経仏画を始めて3年の藤井豊さんは、般若心経で大日如来を描きました。
如来の冠の細かい部分はわずか2ミリほどの文字になっていて、半年以上かけてこの1枚を手掛けたそうです。
また、パッチワークの作品は、タペストリーやバッグ、小物などさまざまなものが並びます。
教室生の中で最年長・93歳の依田昭子さんは、チューリップのタペストリーを作りました。
デザインに合わせて置いた布に黒いテープを縫い付けるステンドグラスキルトという方法で、花びらや葉の重なりを意識して仕上げました。
今回の作品展は、製作期間が新型コロナウイルスの自粛期間と重なったこともあり、これまでの2倍に近い作品数となっています。
写経仏画とパッチワークの展示は、今月27日(土)まで児島市民交流センターで開かれています。




