倉敷市は南海トラフ地震の発生を想定した防災訓練を市内全域で行いました。
訓練は、南海トラフ地震により震度5弱から6強の揺れが発生し最大で3.2メートルの津波がやってくる想定で行われました。
今回の訓練では児島、玉島、水島、真備の4カ所に避難所を開設し、避難所の運営や住民の受け入れなどの手順を確認しました。
避難所の1つ、真備の薗小学校にはおよそ100人の住民が集まりました。
薗地区では、市の職員が現場に到着する前から避難者の受け入れをできるようにするため薗地区まちづくり推進協議会や社会福祉協議会が避難者の受け入れにあたりました。
受付では、倉敷市が作成した名前や住所、血液型といった情報を記入する災害・避難カードなどを使いスムーズに住民を受け入れていました。
きょう(31日)の訓練では市が設置した避難所での訓練の他に市内各地区のおよそ50の自主防災組織が訓練を行いました。
倉敷市は、各地区の自主的な防災活動を呼びかけています。
避難所では、南海トラフ地震の予想される規模や、正しい避難方法について学ぶ講演が行われたほか簡易トイレや段ボールベッドなど防災グッズが展示され参加者がより防災への理解を深めていました。




