繊維産業において高度な技能を持つ人を認定する「繊維マイスター」制度で、今年度は岡山県内の27人を認定しました。
今年度は、アパレルなどの製品分野で縫製とパターンメイキングの職種から14人、織物などの素材分野で生地を織る作業に携わる4人、そして染色などの加工分野で、染色とジーンズ加工の職種から9人が認定されました。
認定式では、マイスターとなる出席者が抱負と決意を述べた後、繊維マイスター制度を運用する倉敷ファッションセンターの河合秀文社長から、認定証とバッジが贈られました。
27人のうち、高い技術力と後輩を育成する指導力を兼ね備えた「繊維マイスター」には5人が認定されました。
ほかの22人は、今後後輩を指導する立場が期待される「プレマイスター」に認定されました。
この制度は、地場の繊維産業の技術継承と競争力強化を図るため、2019年に創設されました。
ジーンズ縫製技師や紳士服製造技能士など、分野ごとの技能検定試験を受けて一定の水準に達していれば認定される仕組みです。
今回の認定で、マイスターは19人、プレマイスターはのべ39人となりました。
来年度も、4月から認定の申請を受け付ける予定です。




