高校生に植物の仕組みや可能性を知ってもらおうという実験体験イベントが、倉敷市の岡山大学資源植物科学研究所で開かれました。
このイベントは 研究所が日本学術振興会からの支援を得て毎年開いているもので、 今年で4回目です。イベントには倉敷市内の高校生に加え、岡山市や広島県の生徒合わせて22人が参加しました。体験は5つのコースにわかれて行われ、植物のDNAを抽出するために液体窒素を使う実験や、電子顕微鏡で様々な植物のデンプンを観察する実験が行われました。また、イネが他の植物と違ってなぜ水田に適したのか調べる実験では、生徒達が イネとオオムギの根を酸素に反応する薬品に漬け色の変化を観察しました。青く酸素に反応した方がイネで、根まで酸素を送ることが出来ることで、水中でも根を腐らせることなく畑より生産性が高い水田での栽培に適していることを学んでいました。




