岡山県に出されている「まん延防止等重点措置」が、きょう(30日)で解除されることを受け、県内の多くの自治体でこれまで臨時休館や利用制限を行っていた公共施設があす(10月1日)から再開されます。
施設ではあすの再開に向けて準備が進められていました。
先月27日から休館していた倉敷市立美術館です。
再開に向けて客を迎える準備をしていました。
美術館では絵本作家・五味太郎さんの特別展示を今月11日に予定していましたが緊急事態宣言とまん延防止の発令による臨時休館で2度の延期となっていました。
あす(1日)からはようやく作品展が始まります。
のびやかなタッチと好奇心をくすぐるストーリー展開が魅力の五味さんは、1973年にデビューして以来「きんぎょがにげた」「らくがき絵本」など350冊以上の絵本を生み出してきました。
また、デザイナーとして、廣栄堂本店の岡山名物「元祖きびだんご」のキャラクターデザインなどにも携わっています。
会場には、人気の絵本7冊の原画116点に加え、これまで日本語や英語など27ヵ国語で出版された作品およそ330冊が展示されます。
これに合わせてアニメーションや絵本の制作風景なども上映する予定で、会期は11月14日までです。
倉敷市では、美術館のほか、公民館や図書館、スポーツ施設、観光施設など臨時休館や利用制限を行っていたすべての施設で利用を再開します。




