大原美術館が、新しい施設・新児島館を10月1日からの暫定開館を前に報道陣向けに公開しました。
新児島館は市の重要文化財である旧中国銀行の建物を活用しました。
現代美術作家のヤノベケンジさんが作ったこの作品、実は立つんです。
その大きさはなんと5メートル60センチ。
再生の夢と希望の訪れを象徴する「サンシスター」は、銀行建築の「転生」と、コロナで打撃を受けた倉敷や美術館の「再生」を願い展示されました。
また、金庫室にある「赤漆舟守縁起猫」というこの作品もヤノベさんの作品です。
ヤノベさんは大原孫三郎と児島虎次郎の存在を重ね合わせた展示などを手掛けたことから、今回2つの作品が展示されています。
館内には、至る所に旧中国銀行のなごりが見られ、銀行だった頃の歴史を残しています。
2階には、カルチャールームや収蔵庫、赤を基調とした児島虎次郎の展示室が用意されています。
新児島館は児島虎次郎が集めたエジプトや西アジアの美術品の展示を予定していましたが新型コロナウイルスの影響による資金調達難で、作品の展示設備などを整える第二期工事が始まっていません。
しかし、100年愛されてきたこの建築を少しでも早く公開したいと、本格オープンまでに暫定的に開館することにしました。
新児島館は10月1日から開館します。10時から16時までで
入館料は無料です。




