KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

岡山県は、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が３０日で解除されるのを受けて１０月１日から飲食店などへの営業時間短縮と酒類の提供停止の要請を取りやめることを決めました。


岡山県庁でけさ（２９日）開いた新型コロナ対策本部会議で「まん延防止措置」解除後の対応を協議しました。
現在、措置区域となっている岡山市をはじめ倉敷市、総社市、玉野市、早島町など１７市町の飲食店などに要請している午後８時までの営業時間短縮と、酒類の終日提供停止は１０月１日からすべて取りやめにすることを決めました。
同じく１０月１日からは「ＧｏＴｏイート食事券」の販売、「おかやま旅応援割」、「おかやまプレミアム付き交通券」の販売をそれぞれ再開します。
また、県立学校では延期を求めていた修学旅行を各学校で判断することや、原則禁止としていた部活動は感染リスクの低い活動から再開、後楽園や倉敷スポーツ公園など県有施設についても再開します。
対策会議で報告された県内の２２日から２８日までの感染状況を見ると、１０万人あたりの療養者数は５・８２人で、先週から７・６７人減少、新規陽性者数は４・５５人と先週からほぼ半減しています。
病床使用率は６・８％で７・６ポイント、重症者用病床は４・４％で３ポイント、それぞれ改善しています。
こうした感染状況の改善を受けて経済の回復に踏み出していきます。
「まん延防止措置」解除後の感染防止対策としては１０月１日から３１日までを「秋のリバウンド防止期間」と設定します。
県民に対しては(1) ３密回避、手洗い、換気を徹底(2) 県を超える不要不急の往来は避け、往来する場合は前後２週間は体調管理に気を付ける(3) ワクチン接種後も１枚のマスクの３つの「岡山ルール」を示して引き続いて感染予防対策を呼びかけていきます。
このほか、外出時は混雑している場所や時間をさける。
会食は大人数を避け２時間程度にする、など第６波を起こさないための備えを求めています。