子どもたちに無料で食事を提供し、地域とのつながりを深める場所として「子ども食堂」の開設がエリア内でも相次いでいます。
倉敷市児島味野地区では、7月から月1回「子ども食堂」がオープンしていて、地域のほかの団体にも支援の輪が広がっています。
倉敷市児島味野に拠点を構える「大正橋こども食堂」です。
毎月第3土曜日の午前11時からおよそ3時間限定でオープンしています。
企画・運営するのは、児島の駄菓子屋「ハウス・プチ」を営む二人です。
この日のメニューは、ハヤシライスです。
地元・味野婦人会のメンバーが調理をサポートしています。
本来、この施設の中でにぎやかに食べてほしいところですが、新型コロナ感染防止のため、建物の外で受け渡しするテイクアウト形式になっています。
準備ができたころ、さっそくお客さんがやってきました。
大学生以下なら、1食を無料で、大人は300円で提供しています。
この日は、活動を支援する人からもらったブドウを一緒にプレゼントです。
そして、子どもへの「食」の支援という共通の目標を通じて、ほかの団体との連携も進んでいます。
さきほどハヤシライスをもらった子どもたちが向かったのは、店から歩いて1分のところにある児島おかみさん会の運営するお店。なんとそこでは、おはぎとタコ飯が無料でプレゼントされていました。
ほかにも、こども食堂の看板づくりを担った倉敷鷲羽高校の生徒もこども食堂を手伝うなど、活動の輪が広がっています。
そして、「大正橋こども食堂」オープンの原点になっているのが、フードパントリーの活動です。今年4月に倉敷市社会福祉協議会が展開する「互近所パントリー」のサポーターに加入。駄菓子店で食材などを募り、毎月最終木曜日に希望者へ配布するという活動を行っています。
フードパントリー、そしてこども食堂の支援は
倉敷市児島味野5丁目1―8ハウス・プチ
原田さん(電話070-5678-8258)までお願いします。
大正橋こども食堂は次回、10月16日の午前11時からオープンです。




