KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

きょう（２９日）の新型コロナウイルスの感染状況です。
倉敷市で６４人、総社市と玉野市でそれぞれ２人、早島町で１人の陽性が確認されました。
県内の１日の感染者数は１８８人でした。

倉敷市で感染が発表された６４人のうち４５人は、これまでに公表された感染患者の濃厚接触者や接触者として検査を受けて陽性が判明しました。
２日前に陽性と公表された４０代男性が、家族５人に感染したとみられるケースもありました。
また、５０例目クラスターの会社では新たに従業員１人の陽性が判明しています。
このほかの１９人は感染経路がわかっていません。

倉敷市のきょうの感染患者の年代別です。
１０代３人、２０代１６人、３０代１４人、４０代９人、５０代５人、６０代２人、７０代２人、非公表１０人となっています。
症状別では、５５人が軽症、９人が無症状です。

倉敷市の８月２９日時点の感染者数は、累計３７０２人になりました。
入院中が１００人、入所中が６４人、自宅療養中が３７９人、入院・入所調整中が２人、退院・退所３１１３人、死亡４４人となっています。

総社市では４０代会社員男性と２０代公務員女性の２人が陽性と分かりました。
いずれも軽症で、感染経路はわかっていません。
総社市の感染者は累計３４７人となりました。

玉野市でも２人の感染が発表されました。
５０代女性、４０代女性ともに同居家族からの感染とみられます。
いずれも軽症です。
玉野市の感染者は累計２６４人となりました。

早島町です。
４０代男性は、熱やせきなど新型コロナの症状はありませんでしたが、別の症状で医療機関を受診した際、念のためＰＣＲ検査を受けたところ陽性と判明しました。
自宅療養しています。
早島町の感染者は累計８９人になりました。

このほか、きょう（２９日）県内では岡山市の９０人をはじめ、津山市で１０人、瀬戸内市、井原市でそれぞれ４人赤磐市、笠岡市、真庭市で、それぞれ２人、浅口市、矢掛町、高梁市、美咲町、それに、県外在住者１人の陽性が確認され、県内では合計１８８人となりました。
これで県内の感染者数はのべ１万３０９３人になりました。

倉敷市の１週間の感染者数が、２ヶ月ぶりに前の週を下回りました。
ただ、ワクチンを打っていない年代を中心とした感染が引き続き多くなっていて、クラスターも相次いでいます。

こちらのグラフは、倉敷市の１週間ごとの新規感染者数です。
今月２３日から２９日までの１週間は、累計で４６１人でした。
前の週から１０１人減っています。
減少傾向になったのは、市内で第４波が終息したとみられる６月下旬からおよそ２か月ぶりです。
しかし、１０万人あたりの感染者数は、１００人に迫る水準です。
感染状況で最も厳しいステージ４の基準値「１０万人当たり２５人」の４倍で、危険な状態が続いています。

高齢者の感染割合６０歳以上の高齢者の感染者は、この１週間で２７人と前の週から若干下がりましたが、新規感染者全体に占める割合でみると、引き続き６％前後で推移していて、リスクが下がったとは言い切れません。

クラスター発生状況第５波となる７月中旬以降のクラスター発生数です。
これまでは会社や接待を伴う飲食店での発生が目立っていましたが、今週は高校や児童福祉施設といった１０代以下の若い世代が集う環境でのクラスターが相次いでいます。
倉敷市保健所によると、クラスターが発生した高校では、やむを得ない状況ではあったものの、マスクを外して活動する場面があったとしています。
小中学校も９月１日から２学期が始まるため、学校活動での感染リスクは高まると想定されますが、保健所では「マスクの着用、手洗い、３密を避けるという基本的な対策をすれば感染リスクが下がります」と呼び掛けています。

高校３年生の集団接種倉敷市ではあす３０日から、市内在住もしくは市内の高校に通う進学や就職を控えた高校３年生を対象に、集団接種の申し込みを受け付けます。
モデルナ社製のワクチンで先着８００人です。
来月（９月）１８日（土）と２５日（土）に、川崎医科大学で１回目の接種を受けることができます。
申し込みは川崎学園職域接種専用コールセンターで午前８時半から受け付けます。
インターネットでは予約できませんのでご注意ください。