きょう8月23日は二十四節気の一つ、「処暑」です。
暑さがひと段落し、秋の気配を感じられる時期とされていますが、こんなところにも秋の足音が聞こえています。
倉敷市児島稗田町の生地メーカー・ショーワの工場裏手にある畑です。
何が咲いているかというと、綿の花です。
こちらの会社では、綿を300本から400本栽培していて、白い花と赤い花がぽつぽつと咲いています。
実はもう花はおしまいに近くて、これからの主役は、こちらの大きく膨らんだ実のほうです。
二十四節気を細かく分けた七十二候によると、8月23日あたりは綿の実のがくが開くころとされています。
ただ、こちらの畑では、お盆前からの長雨の影響なのか、実のがくは閉じたまま・・・。でしたが、一つだけ、開きかけの綿の実を見つけました。少しだけ白い綿のようなものが見えませんか?
栽培する会社の方に伺うと、これからどんどん実がはじけ、このような姿になった10月下旬ごろに収穫するということです。
ちなみにこの綿、超長綿といわれるアメリカ西海岸の品種で、この会社では収穫したものを糸にして、それを織ることでデニムの生地に仕立てるそうです。




