早島町のコミュニティバスでバス停以外の場所で自由に降りることができる「フリー降車」の実証実験が行われています。
早島町は誰でも無料で利用できるコミュニティバスを多い日で60本運行しています。
早島町内の高齢化率は年々微増していて地区によっては5割を超えるところもあり町民から買い物後バス停から自宅までの移動がつらい、自由に乗り降りしたい、という意見が出ていたそうです。
町民の声を受けてバス停のない場所でも降りられるフリー降車を、今月1日から試験的に導入しました。
コミュニティバスはJR早島駅を起点に東西と南に3コースあります。
乗車はバス停からのみで、フリー降車ができるのは東コースと西コースの一部区間、南コースは全域です。
対象となるのは人が多く住んでいる団地や坂が多い場所、病院がある場所など利用が見込めるエリアになっています。
利用方法は乗るときに降りたい場所を運転手に伝え、目的地の100メートルほど手前で降車ボタンを押します。
1日200人程度が利用しているコミュニティバスですが、実証実験でフリー降車を利用しているのは、現在1人から2人だけです。
まだ町民の認知度が低いのが現状で、町は今後、広報紙などで周知をすすめていきます。
フリー降車の実証実験は来年1月31日まで続けます。
その後利用実績や利便性を考え本格運用を検討していきます。




