倉敷成人病センターは、周産期センターをリニューアルし、きょう(2日)から運用を開始しました。
周産期センターとは、産科と新生児科が組み合わさった施設です。
年間およそ1400人の赤ちゃんを分娩している倉敷成人病センターでは、これまでクリニック棟の6階にあった産科外来などをセンター棟の7、8階に集め、周産期センターをリニューアルしました。
施設を集約することで、人と接触する機会や移動の負担を減らし、外来の通院から産後まで面識のあるスタッフが対応できるようにすることがねらいです。
施設全体もあたたかなデザインに様変わりしています。
陣痛から分娩、その後の回復までを1つの部屋の中で過ごせるLDRと呼ばれる部屋も壁紙やソファを一新しました。
産後を過ごす病室もリニューアルし、壁に付けられた大型テレビでは、動画で産後指導を受けることができます。
また、産後指導に特化した部屋を新たにつくり、個別や少人数で沐浴指導などを受けられるようになっています。
そのほかにも、神奈川県在住の画家・かおかおパンダさんによるホスピタルアートも誕生し、心地よい、癒しの空間を作り出しています。
【インタビュー】
■倉敷成人病センター周産期センター 高橋澄子 副センター長
今後は、産後に入院中の母親が院内のコンビニでリモート形式の買い物ができるタブレット端末を導入するなどして、さらに快適な環境づくりを図りたい考えです。




