倉敷市立美術館では郷土作家による戦後の美術作品を集めた展示が開かれています。
会場には倉敷市をはじめ県内にゆかりのある郷土作家を中心とした27作家・53点の絵画作品や立体作品が並びました。
展示されているのは1954年から2004年までに制作された戦後の現代美術の作品です。
斬新な発想で身近な材料をつかった作品が多くみられます。
こちらは、岡山市出身の岡崎和郎さんの作品です。
日常にあるもので型をとり樹脂を流し込んで作っています。
中学、高校時代を岡山市で過ごした故・工藤哲巳さんの作品は鳥かごや糸を使った表現から現代の不自由さが感じられるほかこちらの「愛」という作品では人間の頭部に見えるモチーフに回路図のようなものが描かれ、人間の感情的な部分と理性的な部分のせめぎあいが伺えます。
郷土作家と戦後の美術は8月29日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




