高校生が地域に暮らすお年寄りにインタビューしてその話をまとめる「聞き書き」の研修会が開かれました。
この取り組みは、高校生が地域の高齢者から話を聞いてまとめ、伝統や文化を次の世代へ引き継ごうと備中聞き書き実行委員会が毎年実施しています。
今年で12回目となる今回は、倉敷中央高校や総社高校などの生徒、33人が参加しました。
「聞き書き」に初めて参加した生徒が多く、この日は「聞き書き」とは何かを日本経済の父といわれる故・渋沢栄一氏のひ孫でNPO法人共存の森ネットワーク理事長を務める澁澤寿一さんがリモートで出演し、高校生に話しました。
澁澤さんは、60年前の田植えの写真を見せ、日本では昔から近隣住民が助け合っていたことや人と自然が身近だったことを紹介。
今のようにモノにあふれた豊かな生活ではないものの今を生きる高校生が、自分たちの生活と比較しながら高齢者の話を聞き、これからの未来に何が必要かをしっかり考えてほしいと話しました。
参加者は夏休み期間を利用して地域の高齢者から「聞き書き」を行い、12月に報告会を行う予定です。




