総社市では、3年前、西日本豪雨による内水氾濫により多くの家屋が浸水被害を受けた美袋で「豪雨災害3周年式典」が行われました。
総社市の「豪雨災害3周年式典」は地元の住民代表や総社市の関係者など90人が出席して行われました。
総社市は、3年前大雨と内水氾濫による浸水に加えて下原地区ではアルミ工場爆発の被害を受けました。
およそ1100棟が被害を受け災害関連死8人を含む12人の方が亡くなられました。
現在は、仮設住宅を改築して誕生した昭和地区の復興住宅で被災した12世帯13人の方々が生活を送っています。
片岡聡一市長は被災当時を振り返った後3年目以降のことについて話しました。
続いて住民代表の坪井司さんがあいさつしました。
式典は、総社市美袋に新しく設置された排水機場を会場に行われました。
総社市美袋では西日本豪雨災害の時高梁川から逆流した水によって213戸が浸水していて、住民はこの排水施設の設置を心待ちにしていました。
この排水機は、高梁川から支流へ水が流れ込んでくるバックウォーター現象を防止するだけでなくポンプを活用して内水を排除することができます。
西日本豪雨規模の降水量があっても対応できるよう毎秒3トンの水を排水できるようになっています。
この排水機によって美袋に住むおよそ220軒を水害から守ることができます。
総社市ではこのほかにも秦地区と下原地区にも排水施設を整備しています。
式では、昭和小学校6年生の児童20人から片岡聡一市長へ排水機ポンプ設置を感謝する手紙が手渡されました。




