囲碁の7大タイトルの1つ「第46期 碁聖戦」の5番勝負第1局が、囲碁ゆかりの地・倉敷市真備町で行われました。
碁聖戦の会場となったのは、西日本豪雨災害で被災し、今月24日に再開したばかりのマービーふれあいセンターです。
施設の再開を記念して5番勝負の第1局が行われ、一力遼 碁聖に、井山裕太三冠が挑みました。
黒番となった井山三冠が、右上隅の星に初手を打ち下ろしました。
2010年にプロ入りした一力碁聖は、去年の碁聖戦で初の7大タイトルを獲得、年末には天元戦も制しています。
一方、4期ぶり7回目のタイトルを狙う井山三冠は、これまで「くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」の審判長を7回務めてきました。
真備町は日本に囲碁を伝えたとされる吉備真備ゆかりの地です。
西日本豪雨災害から間もなく3年、この地で碁聖戦を開くことで、復興に向かう真備町を後押しします。
「碁聖戦」の第2局は、7月12日(月)に宮城県仙台市で行われます。
去年中止となった「くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」は、今年度は、マービーふれあいセンターで開催する予定です。




