倉敷市立美術館の2階では、「生活の中のアート」をテーマにした展覧会が開かれています。
この展覧会は、主に小中学生と保護者を対象にしたもので、日常生活の中で身近にあるアート作品を親子で楽しんでもらおうと開かれています。テーマごとに4つのコーナーに分けて、美術館が所蔵するおよそ50点の作品が紹介されています。「絵日記をかこう」と題したコーナーでは、倉敷出身の日本画家、池田遙邨が日常の何気ない風景を描いた絵日記が展示されています。食卓に並ぶ色とりどりのおかず、また遙邨の派手な洋服を妻に皮肉交じりに指摘される様子など、遙邨が目にしたことや感じたことなど生活の一場面が描かれています。その他、暮らしの中で使う日常道具にもアートが潜んでいることに注目し、うちわの装飾絵や器、茶道具など身近な生活用品にも「美」を見つけ出すことが出来ます。会期は、前期と後期に分かれており、前期は来月(8月)1日までとなっています。なお、倉敷市内の小中学生は、いきいきパスポートおよび生徒手帳を提示すれば入場は無料となります。




