東京に本社を置く電子顕微鏡メーカーの社員を講師に、リモートで電子顕微鏡について学ぶ特別講義が玉野高校で開かれました。
特別講義に参加したのは玉野高校で理系を選択する2年生およそ40人です。
講師を務めたのは国内大手の電子顕微鏡メーカー日立ハイテクの社員寺田大平さんです。
講義では電子顕微鏡が、最大10万倍まで対象物を拡大して見ることができることや、電子を使っているため色は分からないことなどが説明されました。
また、電子顕微鏡でハスの葉が水をはじく構造が明らかになり、ヨーグルトの中身がつきにくいフタの技術開発へとつながったそうです。
このように太古から進化し続けてきた生き物の「しくみ」や「形」を模倣して新しい技術や製品を生み出すことを「バイオミメティクス」と呼びます。
特別講義では、東京にある最新の電子顕微鏡をリモートで操作する体験も行われました。
玉野高校では生徒に最先端の科学技術に触れてもらおうと、2015年から日立ハイテクの電子顕微鏡を無償で貸与してもらい、理科の授業などで活用しています。
例年日立ハイテクの社員が学校を訪れ講義を行っていますが、今年は新型コロナの影響でリモートでの講義が行われました。




