三菱自動車は新型コロナワクチンを輸送する車両を倉敷市と総社市へ無償で貸与しました。
貸与されるのは三菱自動車の「動く電池」と言われている「アウトランダーPHEV」1台です。
車内にはAC1500ワットのスイッチがあり、これをオンにして2カ所あるコンセントにプラグを差し込むと家電などが使えます。
新型コロナワクチンは通常クーラーボックスに入れて運ばれるため、例えば冷凍庫を積んで保冷剤を冷やしながら走行することができます。
今月17日から65歳以上の高齢者およそ2万人を対象にワクチン接種が始まる総社市ではきのう(11日)までにおよそ6600件の予約を受け付けていて28カ所の個別接種会場と集団接種会場2カ所に職員が輸送します。
貸与された車と公用車2台の合わせて3台で1日におよそ15カ所を巡回できる想定です。
市は初日の17日から1週間でおよそ2500回の接種をめざしています。
ワクチンを車に積み込み、早速、市内の医療機関へ届けられると、医療従事者が中身を確認していました。
三菱自動車が輸送車を貸与するのは来年3月末までで県内では倉敷市と総社市のみです。




