KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

岡山県の新型コロナウイルスの感染状況がもっとも深刻なステージ４に引き上げられました。
この状況を受けて国に「まん延防止等重点措置」の適用を申請し、さらに岡山市、倉敷市の飲食店に営業時間の短縮を要請することを決めたほか、県民には日中も含めた不要不急の外出自粛を求めることになりました。

今朝県庁で行われた新型コロナウイルス対策本部会議で県内の直近１週間の感染状況が報告されました。
病床使用率や１０万人当たりの新規陽性者数など感染状況の判断基準となる６項目すべてで、もっとも深刻なステージ４の基準に達しました。
中でも入院医療病床使用率はステージ４の基準の５０％に対して７１．１％、１０万人当たりの療養者数は基準の３０人に対して６１．８人１０万人当たりの新規陽性者は基準の２５人に対して４９．９５人と大きく超えました。
対策本部会議で伊原木知事は強い危機感を示し、営業時間の短縮を「命令」することができる「まん延防止等重点措置」について、今朝正式に政府に適用の申請をしたことを明らかにしました。
さらに県は岡山市と倉敷市のすべての飲食店に対して営業時間を午後８時までに短縮することと、終日酒類を提供しない協力要請を行うことを決めました。
期間は今月１４日から３１日までで、応じた店舗には協力金が支給されます。
飲食店への時短要請はすでに岡山市中心部のみ出されていましたが、倉敷市の伊東香織市長は倉敷市へも同様の要請を行うよう、伊原木知事へ要望を行っていました。
さらに県は、県民に対して日中も含めた不要不急の外出自粛や映画館、ショッピングセンター、パチンコ店などの大規模集客施設に対しても午後８時までの時短営業を要請します。
伊原木知事は感染を抑え込む重要な時期であることを強調しました。