倉敷市児島ゆかりの画家故 伊川 巌さんの遺作と、生前に交流のあった画家たちによる作品を集めた展覧会が児島市民交流センターで開かれています。
伊川 巌さんは倉敷市児島の小中学校に美術教員として勤めながら赤崎地区にアトリエを構え創作活動を行っていました。
この展覧会は2009年に亡くなった伊川さんの功績を称えようと2015年から毎年開かれています。
7回目を数える今回は伊川さんの遺作7点をはじめ、伊川さんと親交のあった画家14人の絵画や木版画合わせておよそ50点が展示されています。
岡山県展知事賞を受賞したこともある伊川さんは身近な物や風景を題材にした作品を数多く描きました。
今回展示されている『紫陽花』や『かぼちゃ』といった作品は独特のタッチで趣を感じることができます。
一方、こちらの木版画は大分県出身の版画家故 秋山 巌さんによる作品です。
20世紀を代表する板画家棟方 志功に師事した経歴を持つ秋山さんは、大正から昭和にかけて活躍した俳人種田 山頭火の俳句を題材にした作品を数多く生み出しました。
このほかにも伊川さんと生前に交流のあった県内外の画家による力作が並び訪れた人は作品に見入っていました。
第7回 伊川 巌 仲間展は来月9日まで児島市民交流センターで開かれています。




