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倉敷民藝館賞 芭蕉布織物工房が受賞

民芸品の製作や、後継者の指導・育成に力を注ぐ個人や団体を選ぶ倉敷民藝館賞に沖縄県の芭蕉布織物工房が選ばれ、表彰式が行われました。

芭蕉布とは、沖縄県北部に多く植えられている「イトバショウ」という植物の茎の繊維で織られた布です。
芭蕉布は、風通しが良く軽い素材のため温暖な気候の琉球文化圏で生まれたとされています。
工房を立ち上げた平良敏子さんは、太平洋戦争中、倉敷市に女子挺身隊としてやってきた後、倉敷民藝館の外村吉之介・初代館長から織物を習いました。
「沖縄に帰ったら沖縄の織物を守り、育ててほしい」との倉敷紡績の大原總一郎社長や外村館長からの言葉に打たれ、芭蕉布復興に取り組みます。
平成12年に人間国宝に認定された平良さんは、100歳を迎えた現在も出身地の沖縄県大宜味村の喜如嘉でイトバショウの栽培、後継者の育成に力を注いでいて、このことが、今回の受賞の要因となりました。
きのう(24日)、行われた式典には平良さん本人が出席することは叶いませんでしたが、芭蕉布織物工房で平良さんの役割を継いでいる義理の娘の平良美恵子さんが倉敷民藝館の大原謙一郎館長から表彰状を受け取りました。

芭蕉布織物工房の受賞を記念し倉敷民藝館では、芭蕉布製品の展示即売会を今月30日まで開いています。

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  • 放送日:2021/04/26(月)
  • 担当者:土岐和也
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