春の岡山県高校野球大会が倉敷市のマスカットスタジアムなど県内3球場で開幕しました。新型コロナウイルスの影響で去年は中止となっていて2年ぶりの開催です。
開幕カードに先立って行われた開会式では、去年秋の県大会で優勝した創志学園が優勝旗を返還。岡山高校の遠藤大河主将が選手宣誓をしました。
マスカットスタジアムで行われた一回戦第一試合は 水島工業高校と岡山高校が対戦しました。先制したのは水島工業。1回表ノーアウト2、3塁の場面で3番・下野のセカンドゴロの間に1点を先制、その後も 内野ゴロの間に1点を追加します。対する岡山高校は1回裏の攻撃、 1番・重光がフォアボールで出塁し打席には2番・井原。センターを超える大きな当たりは タイムリースリーベースヒット。1点を返します。
その後、1アウト2・3塁とし、5番・守安。3塁戦を破る鋭い当たりは 2点タイムリーツーベースヒット、一気に逆転に成功します。
岡山高校は2回裏にも1点を追加。2点ビハインドの 水島工業は3回表の攻撃。1アウトランナーなしの場面で 2番・小野が左中間へスリーベースヒットを放つと、続く3番・下野もライトを超す ツーベースヒット、2本の長打で1点を返します。その後内野ゴロの間に1点を加え 試合を振り出しに戻します。
勢いづく水島工業打線は4回に4点を加え逆転に成功すると5回にも5点を追加、大量リードを奪います。
先発投手の高﨑は3回以降、 岡山高校打線を無失点に抑える力投を見せました。中盤に打線が爆発した 水島工業が岡山高校を7回コールドで下し、2回戦に進出しました。
そのほか、きょう行われた 一回戦8試合の結果です。
総社南が岡山理大附を 8対6の接戦で下しています。また、倉敷南、玉野光南はコールでゲームで敗れました。
春の県大会のベスト8進出校は夏の県大会のシード権を獲得、優勝校は6月に開催予定の中国大会に出場します。
なお、県高校野球連盟は 4月29日から始まる予定の準々決勝以降は当初、観客を入れて行うとしていましたが、県内の感染レベルがステージ3に移行したことなどを考慮し 今大会を全て無観客で行うことを決定しました。




