岡山県はきょう(23日)、新型コロナ対策本部会議を開き、直近1週間の患者数や感染の悪化状況を示す4つのステージのうち上から2番目の「ステージ3」に引き上げると発表しました。
その上で、ゴールデンウイークへ向けて「夜間の不要不急の外出」など変異株への緊急対策への協力を県民へ強く呼びかけました対策本部会議では4月15日から21日までの感染状況が報告されました。
新規感染者は317人で先週より1・4倍、10万人あたりの感染者数が16・77人と5・18人増えました。
病床使用率は40.0%、重症者用病床も25・6%となり、7つの指標のうち6項目がステージ3に該当しています。
直近1週間の新規感染者のおよそ7割が変異株によると見られることから岡山県ではゴールデンウイークへ向けて県全域に「変異株への緊急対策」を発表しました。
県民への緊急対策の要請は5項目です。
①夜間の不要不急の外出、特に飲食を伴う会合などの自粛
②食事は会話を避け、個食を徹底、会話の際にはマスクを
③高齢者の地域での会食やカラオケなどの自粛
④25日から感染拡大地域との往復を避ける
⑤ソーシャルディスタンスなど新しい生活様式の実践の徹底-とともに
「他人との接触をいまの5割にするよう」呼びかけています。
イベントについては県外からの参加が見込まれるものの自粛、催し物の変更や延期などを要請しています。
飲食店などには、カラオケの利用自粛。
大学などには部活動や課外授業は慎重な対応、学生寮での感染防止対策の徹底などを求めています。
緊急対策の期間は4月26日(月)から5月16日(日)までです。
なお、岡山県ではこの日、ワクチン接種予約システムの整備や臨時的な重症病床の増床にかかる費用など盛り込んだ総額61億2000万円の補正予算をとりまとめて、専決処分しました。




