総社市の障がい者福祉事業所は、埼玉県の医療機器製造メーカーから業務委託を受け、初めて医療分野の事業を開始しました。
事業開始記念式には、片岡聡一総社市長や埼玉県の医療機器製造メーカー三幸製作所の金坂良一社長などが出席しました。
今回、業務委託を受けたのは、医療用吸引器に使われる使い捨て容器の部品の組み立てです。
新型コロナの影響で、衛生管理を担当する医療従事者の負担が問題となっているため、使い捨て容器のニーズが高まっています。
市内4つのA型、B型事業所でスパウトと呼ばれるホースと容器を繋ぐパーツの組み立てを担当することになりました。
総社市は、去年11月に三幸製作所、笠岡市のヒルタ工業とモノづくり産業に関するパートナーシップを締結しています。
交流を持つ中で、金坂社長が総社市の「障がい者千五百人雇用事業」に賛同し、今回の業務委託が実現しました。
総社市の4つの事業所では、先月から業務を始め、すでに8000個の部品を完成させています。
三幸製作所は今後、総社市を含む全国の就労支援事業所で5年間で400万個の生産を目指しています。




