岡山県の伊原木隆太知事が臨時会見を開き、直近1週間の新型コロナウイルス感染者数が急激に増えていることから、今月15日に予定していたGOTOイート食事券の追加販売を当面見合わせる方針を示しました。
岡山県内の4月1日から7日までの新型コロナウイルス感染者数は111人で、前の週に比べておよそ2倍に増えました。
1週間で100人を超えるのは、2ヵ月半ぶりです。
また、県のスクリーニング=分別=検査により判明した変異株に感染したと考えられる患者は、この1週間で50人、全体の45%を占めています。
病床使用率も19.4%と、前の週に比べて8ポイント上がりました。
感染状況を示す指標の「ステージ3」(確保病床数の25%以上)には至らないものの、今後の医療提供体制に懸念があるとしています。
伊原木知事は、感染者の増加傾向について「大阪・兵庫・愛媛など感染が流行している地域で飲食をした人が家庭や友人、職場で感染を広げているのではと推測される事例が多い」と指摘。
特に高齢者には、地域で集まっての会食や、カラオケの自粛を呼びかけました。
このような状況を踏まえ県は、今月15日から行う予定だったGOTOイート食事券の追加販売を、当面見送る方針を固めました。
1冊1万円、プレミアム率20%で、合計75万冊を販売する予定でした。




