小田川と高梁川の合流点付け替えに伴い令和5年度に柳井原貯水池が高梁川と繋がります。川の生態系に影響が出ないよう河川事務所は柳井原貯水池に生息するブラックバスなどの外来生物の駆除をはじめました。
倉敷市船穂町の柳井原貯水池では高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所から委託された調査員が池に入り駆除用の仕掛けを1つ1つ引き上げて確認していきます。
仕掛けに付いていたのは外来魚の卵です。柳井原貯水池には ブラックバスやブルーギルなどの外来魚が多く生息していることが分かっています。
春になると浅瀬で産卵を行うこれらの魚の習性を利用し水面から1メートルの位置に人工芝を浮かせてそこに産卵させます。
河川事務所ではこの仕掛けを先月21日に柳井原貯水池内の35カ所に設置しました。8月下旬まで週一回のペースで仕掛けを確認し
卵の駆除を行っていきます。
きょうは調査を開始して初めて卵を確認することができました。
小田川と高梁川の合流点付け替え工事は令和5年度に完成予定です。河川事務所では工事を進める中で魚や鳥などの生態系への影響を減らそうと有識者と委員会を立ち上げ定期的に意見交換を行っています。
今回の駆除も高梁川と繋がる柳井原貯水池に外来魚が多く生息いることから生態系への影響が考えられるとする専門家などからの意見を参考に実施されました。
河川事務所では今後の状況をみて外来魚の卵だけでなく成魚の駆除も検討しています。




