倉敷芸術科学大学の入学式が行われました。新型コロナの影響で2年ぶりに開かれ、新入生たちは大学生活をスタートさせました。
今年の入学式は、会場の密を避けるため、席の間隔を空けて、2回に分けて行われました。
午前に行われた式は、生命科学部の228人、午後は芸術学部、危機管理学部と大学院・留学生のあわせて263人が出席しました。
例年なら壇上に大学を運営する加計学園の理事長はじめ多くの役職者が列席しますが、今年は大学の学長と副学長の3人に絞りました。
今年度就任した柳澤康信学長は式辞で、「この4年間は自立した
責任ある社会人となり、生きる力を身に付けるためのかけがいのない期間です。みなさんが今、心に抱いている初々しい期待感、緊張感をずっと忘れずに有意義な大学生活を送ってください」と呼びかけました。
これを受け、新入生を代表して、生命科学部生命科学科の
関藤就士さんが、宣誓しました。
「幅広い知識や教養、実践的な技術を身に付けるとともに、たくさんの友情を育み、人間性を高める努力をします。そして、自分たちの持つ能力を最大限に発揮し、21世紀を担う人材として、期待に応えられるよう努力することをここに誓います」
今年の入学式は来賓も招待せず、保護者はメディア映像学科の学生が撮影、配信するインターネット中継で見守りました。1回の式典の時間も、例年の半分となる25分ほどで終えました。
新入生は12日から対面による授業を行います。
また今年度は授業の中断を避けるため、万が一大学内で感染拡大した場合、リモートによる授業へ直ちに切り替えられるよう、準備しているということです。




