一方で、入居期限が今年9月までと迫っている真備町の建設型仮設住宅では被災から2年半が過ぎた今も住む場所の見通しが立たないまま生活を送る人もいます。
西日本豪雨災害で被災した倉敷市真備町の住民のうち今年2月末時点で借上型仮設住宅に418世帯、建設型仮設住宅に67世帯が暮らしています。
現在7世帯が暮らす岡田仮設住宅です。
毎月行われている交流会の参加者も4人に減って、もうすぐ離れ離れになります。
参加者の1人、齋藤元一さんは豪雨災害で全壊した住宅の解体を決心できないまま悩んでいます。
90歳の母と2人暮らしで運転免許は持っていません。
いまの仮設住宅で暮らせるのは残り半年…。
この先の決断を迫られています。
倉敷市は最後の1人まで被災者の生活支援を行うとして個別に対応を続けています。




