大原美術館が所蔵する名画を井原鉄道の車両にラッピングした「アート列車」があすから運行を開始します。
これに先立ち、きょう(21日)井原駅で出発式が行われました。
出発式には、大原美術館の森川政典副館長など関係者およそ30人が出席しました。森川副館長は、「光り輝く車体が県内外の人を呼び込むきっかけとなり、沿線の住民に光が届くようになれば」とアート列車への期待を話しました。
式の後には、「アート列車」がホームに登場し、金色に輝く車体が式の出席者や鉄道ファンにお披露目されました。
この列車は、井原鉄道が沿線の地域を盛り上げようと大原美術館と企画したもので、クラウドファンディングでおよそ720万円の支援を受け実現しました。
車両の窓や車内にはエル・グレコの「受胎告知」やセザンヌの「風景」といった大原美術館が所蔵する名画およそ30点がラッピングされています。
訪れた人は、車両内に並ぶ名画を眺めたり写真に収めたりして楽しんでいました。
アート列車は、あす(22日)から総社駅と広島県福山市の神辺駅間を1日2往復程度運行します。




