KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市真備町に西日本豪雨災害を乗り越え営業を続けているインコの専門店があります。
インコに対する店主の思いを取材しました。

倉敷市真備町岡田の横溝正史疎開宅のすぐ近くで主にインコの飼育・販売を行っているインコハウス「るりは～もに～」です。
ハウスの中では、トサカが特徴的なオカメインコや鮮やかな色が美しいシロハラインコなど５～６種類のインコおよそ２０羽がのびのびと暮らしています。

このインコハウスでは、オーナーの小田玲子さんが生まれたばかりのインコをブリーダーから引き取り、手乗りができるようになるまで親鳥の代わりとしてインコたちの成長を見守ります。

幼いころからインコが好きだった小田さんはインコの良さをより多くの人に知ってもらおうと旦那さんと２人で１０年前、店を始めました。
小田さんのインコへの愛情が広まりインコハウスは愛好家たちが集う憩いの場となっていました。
しかし３年前、西日本豪雨災害で被災しました。
インコたちは自宅の２階に避難させていたため、無事生き残りましたが、インコハウスの中は浸水し飼育用ケージなどはほとんどがダメになりました。
大変な状況で復旧を進めていく中でも一番に考えたのはインコたちのことでした。

被災からわずか２週間ほどでインコたちの住まいを復旧させた小田さん。
関わりのあったブリーダーやインコを購入したお客さんからの応援もハウス復旧の支えとなりました。

インコと、インコが繋いだ縁で被災を乗り越えた「るりは～もに～」には現在地域の子どもたちや愛好家が再び集まっています。
これからも愛情を注ぎながらインコを育て新たな飼い主へと繋いでいきます。

インコハウス「るりは～もに～」はご覧の日程で営業しています。

年中無休（水曜日は仕入れのため留守になることもあるため事前の連絡を）
営業時間 １２時～１７時
電話番号 ０８０-１６４５-６７１３または０９０‐１１８２‐４８９０
場所 倉敷市真備町岡田３１２-２