倉敷市立美術館の1階では、高梁川流域の高校生が描いた絵画作品の展示が行われています。
風景画や、切り絵など様々なジャンルの絵画が並びます。
高梁川流域の7市3町でつくる高梁川流域連盟では、文化事業の一環で21年前から流域内の高校生の絵画作品の展示を行っています。
テーマは自由で今年は、15校から128点の作品が集まりました。
流域連盟会長賞に選ばれたのは、新見高校2年冨谷志帆さんの作品です。
姉妹で過ごしたクリスマスイブの様子を描いていて鮮やかな色彩で家族団らんのぬくもりが感じられる作品となっています。
また、特選に選ばれた倉敷南高校2年の中川樹里さんは教室に大きな金魚が浮いている幻想的な絵を描きました。
本当にその空間があるような絵が出来るように影の付け方などに気を付けたそうです。
同じく特選に選ばれた総社南高校1年の生藤瑞季さんは初めて油絵に挑戦したそうですが、筆の使い方や塗り方を研究しながらステンレスのメタリックさや鴨の質感などをしっかり表現しています。
そのほか、新型コロナの時代ならではのマスクを着けた自画像もありました。
第21回流域高校生絵画展は7日まで行われます。
また、佳作以上の作品は4月17日から新見市をかわきりに12月まで各自治体で巡回展示が行われます。




