新型コロナウイルスに翻弄された1年を乗り越えて卒業です。
県内各地で多くの高校生が門出の日を迎えました。
このうち倉敷市の倉敷高校は、感染対策として学校から近い屋外の会場を借りて開催しました。
続々とやってきた生徒たちは異例の卒業式でも晴れ晴れしい表情を浮かべていました。
卒業生は間隔をあけてクラスごとにスタンドに座り、ネット越しの出席です。
はじめに普通科、特進、商業科の卒業生326人を代表して3人が卒業証書を受け取りました。
去年11月に仁科 康 元校長が体調の悪化により辞任したため代わって福田 耕士 副校長がお祝いの言葉を贈りました。
続いて在校生代表の上戸 春佳 さんが出席できなかった後輩たちの分までこれまでの感謝の想いを伝え、卒業生を代表して國光 結衣 さんが3年間を振り返りました。
最後のホームルームも教室ではなくスタンドで行われました。
商業科のクラスでは先生によるユニークなトロフィーの贈呈があり、終始笑いに包まれていました。
進路を決める大切な時期に不安な日々を過ごし、行事や大会も次々と中止になりました。
新型コロナウイルスと闘い続けたこの1年。
最後は笑って迎えることができた喜びを一人ひとりかみしめているようでした。




