倉敷市立二万小学校の岡根 誠校長が、定年退職を前に地域住民へ向けて日本画教室を開きました。
真備公民館二万分館で開かれた日本画教室には、二万地区の住民などおよそ15人が集まりました。
二万小の岡根誠校長は、大学時代に美術を専攻し、教員になってからも版画などの創作活動を続け、7年ほど前から独学で日本画を描いています。
きょう(27日)は、日本画を初めて経験する人に日本画特有の色を楽しんでもらおうと、専用の岩絵の具の使い方や色付けを中心に指導しました。
参加者たちは、好きな色の絵の具を選び、接着剤となる膠を入れて指で慎重に混ぜ合わせていきました。
そして、和紙に鉛筆で描いた下絵に完成した絵の具を紙が破れないように塗っていきます。
参加者たちは、花や風景、ひな人形などを自由に色づけ、独特の色を楽しみながら作品を完成させていきました。
この日本画教室は、今年度をもって定年退職する岡根校長が、住民への恩返しとして企画しました。
また、岡根校長がおよそ40年間の教員生活で手掛けた版画は、あす(28日)まで二万分館で展示されています。




