岡山県は去年末から発令中だった「医療非常事態宣言」を2月12日に「解除する」と発表しました。
ただ会見した伊原木隆太知事は「感染防止対策は引き続いて協力をお願いします」と呼びかけました。
岡山県では先週の5日に4段階で示す感染状況を「ステージ3」から「ステージ2」に1段階引き下げたことに続く状況の改善です。
ステージ2に引き下げ後の1週間の感染者数が56人と、先週の81人から減少したほか、病床の使用率や人口10万人あたりの療養者数、PCR検査の陽性率などの7つの数値がいずれもここ1週間落ち着きを見せています。
こうしたデータから、去年12月21日に発令した岡山県独自の「医療非常事態宣言」は、53日ぶりに「解除」されることになりました。
ただ、伊原木知事は、隣の兵庫県などで緊急事態宣言が続いていることから緊急事態宣言発令地域との不要不急の往来や、大人数での会食の自粛など引き続いての感染防止対策への協力を呼びかけました。
会見で知事はワクチンを保管する超低温冷凍庫=ディープフリーザーの設置が始まっていることを報告しました。
15日には、県内市町村のワクチン担当者などが集まって接種体制確保協議会を開きます。




