県内の高校生の美術作品を集めた「岡山県高校美術展」が岡山市北区の天神山文化プラザで開催されています。
会場には絵画、デザイン、立体作品など県内45校から集まった250点が展示されました。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校が続いた影響から、例年より150点ほど応募数が減少しています。
そんな中にあっても高校生らしい豊かな発想の力作が並びました。
こちらの、倉敷古城池高校2年宇野祐弥さんは、テレビやメディアから得られるたくさんの「情報」をピンク色の絵の具であふれ出すように表現しました。
また、わざとベニヤ板の一部を壊し、インパクトのある作品に仕上げています。
こちらは、新年度の全国高校総合文化祭へ出品が決まった総社南高校2年田村 汰一さんの立体作品です。
タイトルは「過ぎた」。
モデルを務めた友人、杉田くんの名前と、「コロナで学校が休校なって過ぎ去った日々」への思いをタイトルに込めています。
同じく全国出場権を勝ち取った総社南高校2年井田颯太さんは地元の矢掛町の街を油彩で表現しました。
空気感や時間の流れが伝わるように意識したというこの作品。
一筆一筆丁寧に絵具を重ねました。
岡山県高校美術展は今月7日(日)まで開かれています。




