総社市は2月臨時市議会を開き、新型コロナウイルスのワクチン接種を行う医療機関やスタッフに協力金を支給する市独自の議案を上程し、可決しました。
可決された補正予算は総額4億5100万円で新型コロナウイルスのワクチン接種事業として国の補助に基づく3億5000万円に加えて、市独自の支援金に1億円を組み込んでいます。
この1億円は、
■接種を行う病院に1カ月で最大60万円、
■接種を行う診療所に1カ月で最大20万円、
■そして集団接種会場への応援対応にあたる医療スタッフに1日につき2万円を支給するというものです。
ワクチン接種を行うにあたり、医療機関や医療スタッフは通常診療の一部休診や休診日の返上など特別体制が組まれる予定です。
そこで総社市は国が補助する医療機関への手数料(=1回接種単価2070円)に加え、市独自の協力金で医療従事者を支援し、接種体制を着実に確保していく考えです。
このほかクラスターなどが発生したときに濃厚接触者の家族などの宿泊や検査を支援する感染症対策事業に120万円を上程し、可決されました。
総社市では、希望者へのワクチン接種を円滑に行うため、1日に1000回分の接種を行うことができる体制を確保したいとしています。




