岡山県出身の美術作家でつくるグループ「AIMER」の作品展が、倉敷市立美術館で開かれました。
「AIMER」とは、フランス語で「愛」という意味です。美や自然を愛して欲しいという願いをこめて、30年前に岡山県備前市在住の作家3人が作りました。現在は、県内のほか、大阪や神奈川など活動拠点は別々ですが、20代から60代まで、およそ20人の会員が所属しています。日頃の活動の成果を見てもらおうと、年に1回集まって作品展を開いています。作品展では、毎回、個性を大切にしようと、テーマは設けていないため、会場には、洋画や造形、木工などさまざまな作品が並んでいます。会員たちは、普段は集まることはありませんが、年に1回の作品展でお互いの作品を見ることで、良い刺激を受けるそうです。また、このグループの特徴は、リーダーがいないこと。上下の関係を作らないことで、年齢に関係なく、意見が言い合えるため、切磋琢磨しながら、独自の表現力を高めあっています。訪れた人たちは、会員たちの力作に足を止めて、魅入っていました。




