美術団体・日洋会の委員で、玉野市在住の画家長尾實さん(79歳)が半世紀にわたり手掛けた作品が、岡山市で披露されています。
長尾さんは1965年、玉野市役所に勤務していた同僚とともに絵画サークルを結成。
倉敷市児島出身の画家・中村一郎さんの指導を受けながら、これまで100点を超える作品を描いてきました。
長尾さんは、国内最大の美術展・日展にこれまで11回の入選を果たしています。
1978年に初めて入選したのが、この油絵です。
岡山市中心部の高台・東山から南を望んだ風景で、長尾さんが感銘を受けたことから描いたそうです。
こちらも高い評価を受けた油絵。
総社市の備中国分寺五重塔を、松林を絡めてダイナミックに描写したものです。
そして、長尾さんが気に入っているのが、棚田の風景。
石川県輪島にある有名な棚田は、時間や季節などシチュエーションを変えるなど、その時の感性を大事に表現しています。
会場には、長尾さんが最近手掛けたものも含め、大作20点が17日まで展示されています。




