新型コロナの感染拡大防止に向けて倉敷市、玉野市、早島町で成人式の延期が発表されています。
成人式が迫った中での延期決定に倉敷市の振袖レンタル店では対応に追われていました。
倉敷市は、今月10日にマスカットスタジアムで成人式を開催する予定でした。
しかし、国の緊急事態宣言発令の方針や市内の新型コロナ感染拡大、例年、成人式に1割以上の人が市外から参加することなどを踏まえ、今月4日、成人式を5月に延期する方針を発表しました。
対象となる新成人は5042人で、GW期間中の開催を検討しています。
倉敷市の振袖レンタル店では、成人式の延期の発表を受けスタッフが対応に追われていました。
全国チェーンで、倉敷市と岡山市に店舗を持つこちらの店では、今年の成人式は2店舗合わせておよそ600件の振袖の予約がありました。
成人式の延期を知った客から、「振袖はどうすればいいか」「延滞料はかかるのか」など50件ほどの電話があったといいます。
こちらの店では、延期した日程まで振袖をレンタルしていても延滞料はかからず、1月と5月の両方で振袖を着る場合も着付け料のみ追加すればレンタルできるよう対応しています。
現在、提携を結んでいる美容室から順次客に連絡を取っていて、キャンセルは今のところなく5月までレンタルを延期する人が多いということです。
また、去年の8月ごろから、自治体が成人式の開催を決めてからレンタル料金の一部を後払いできる制度をつくるなど、客が少しでも安心して振袖を着られるよう取り組んできました。
玉野市では、きのう(5日)成人式を5月2日に延期する方針が発表されました。
対象となる新成人は573人です。
また、早島町の成人式は、5月2日に延期することが発表され、新成人118人に案内ハガキを発送しているということです。




