自然の木の色を生かしたしま模様トレイの作品展が倉敷市神田のカフェ&ギャラリー竹で開かれています。
会場には、カラフルなしま模様の目にも楽しいトレイ35点が並んでいます。
このトレイを制作したのは、岡山市在住で元美術教諭の川﨑正博さんです。
川﨑さんは、組み木デザイナーの小黒三郎さんとの出会いをきっかけに糸ノコを使った木工作品の面白さを知ったそうです。
その後中学校の美術の授業で生徒たちにさまざまな種類の木を並べて、はめこむという、寄せ木と象がんの手法を使った木工制作を教えてきました。
以来、26年にわたり廃材を活用した縞模様のトレイ制作を続けています。
糸のこぎりで切り取った木で、縞模様だけでなく風景や花などもアクセントに加えています。
はめ込んでつくっているため裏にも同じ柄が表れるのが特徴です。
こちらの作品は、アフリカのサバンナをモチーフにしています。
夕日をバックに歩く象の親子を、天然の木の色合いと木目を生かして表現しています。
いずれの作品も木を絵の具のように自由に組み合わせていて、温かみを感じとれる独自の縞模様が目を楽しませてくれます。
使って、飾って楽しめる川﨑 正博さんの木工作品展は16日(土)まで、倉敷市神田のカフェ&ギャラリー竹で開かれています。




