鉄や酒といった備中地域の特色をいかした広域観光を打ち出そうという備中地域広域観光振興協議会の今年度1回目の会議が8日開かれました。
会議には、備中県民局管内の商工会議所や観光協会などから関係者14人が出席しました。この日の会議では、備中県民局が進めている「鉄の径ツアー」と「酒蔵めぐり」の2つの広域観光モデルコースについて今年度の取り組みが話し合われました。このうち「鉄の径ツアー」については関西圏の大手旅行代理店に売り込みを行った結果、『「鉄」という特殊な観光素材は一般客に売りづらく、分かりやすいキャッチコピーが必要』また、「ツアーとして商品化するには通常ではやっていないという限定感がほしい」といった感想が出されました。これを受け、委員からは「メジャーな観光地などを織り交ぜて一般客にも受け入れやすいコース設定にしてはどうか」といった意見や、「一過性のブームにするのではなく時間をかけてファンを作り、継続性のあるものにすべき」といった意見などが出されました。また、「酒蔵めぐり」については今年度は11の蔵元がツアー受け入れを表明しています。協議会では来月中にツアー実施業者を選定し、12月から2月の仕込み時期にツアーを実施する予定にしています。




