倉敷労働基準監督署は労働災害が増加する年末年始に向け建設工事の安全性を確かめるパトロールを行いました。
パトロールは、倉敷市内の建設工事現場2か所で行われました。
このうち、小田川付替えに伴う南山掘削工事の現場では労働基準監督署の署員4人がおよそ2キロに及ぶ作業現場を確認して回りました。
パトロールでは重機と人が作業する場所を隔てるネットが設置されていることや、掘削を行う斜面で土砂崩れが起きないよう対策されているかなど作業面での安全を確かめたほか、新型コロナ対策についても確認しました。
今回のパトロールでは問題箇所は見つからず、足場がきちんと固定されていたことや安全を呼びかける掲示をいたるところにしていたことがよかった点として挙げられました。
今回のパトロールは倉敷市内で労働災害が多発していることを受け行われました。
倉敷市内では今年、3人が業務中に亡くなっていて、うち、2件が建設業で発生しています。
業務中の事故については前年に比べ31パーセント増加しています。
倉敷労働基準監督署は今後も市内の労働災害の発生状況を見ながらパトロールを実施していきます。




