真備町岡田の横溝正史疎開宅で地元住民の書道作品を集めた展覧会がきょう(25日)から始まりました。
この展覧会は横溝正史の代表作金田一耕助のコスプレをして真備町を歩くイベント「1000人の金田一耕助」が新型コロナの影響で中止となったことを受け開催されました。
初めての疎開宅を貸し切っての展覧会には真備町岡田地区の小中学校や書道教室の生徒の作品およそ50点が展示されています。
豪雨災害以降、作品の発表の場が少なくなっていた岡田地区の住民のことを思い展覧会は「真備復興書道展」と名付けられました。
会場には、疎開中の横溝正史と親交のあった加藤一さんのひ孫で現在、大学で書道を学ぶ加藤則子さんの作品も展示されています。
こちらは、加藤さんが高校生の時書道に思い悩んだ際に書き上げた作品。
「大空を舞う鳥のように」という文に合わせ鳥が空を飛ぶ様子をイメージして書き上げました。
会場では、大正初期に建てられた趣のある日本家屋と書道作品とのコラボを楽しむことができます。
真備復興書道展は横溝正史疎開宅で来月2日まで開かれています。




